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Voice5000万ユーザを支える
高品質のインフラ構築は
前例がないからこそ
やりがいがある

Profile

株式会社NTTドコモ サービスデザイン部 ネットワークエンジニア

横手 俊紀

2006年 情報科学部 情報メディア学科 卒業
2008年 情報科学研究科 情報科学専攻 博士前期課程 修了

  • 情報メディア学科
  • 情報科学研究科
多くの人々が必要とするインフラづくりにやりがい
2006年電気関係学会関西支部連合大会の活動で奨励賞を受賞し、学長表彰を受けた。
私の仕事は、ネットワークエンジニア。株式会社NTTドコモでスマートフォン向けのインターネット接続サービス「spモード/mopera U」のネットワークインフラの設計や構築を担当しています。
今やスマートフォンは、生活必需品。年々増加する多種多様なサービスやアプリによって、世の中全体が便利になっています。その利便性が、私の設計したネットワークインフラ上で実現されていることに、やりがいを実感しています。
産官学連携のプロジェクトで社会で通用する研究に関わる
縁あって、大阪工業大学ラグビー部、常翔啓光学園ラグビー部のホームページの制作と管理人を務めている。
私がこの仕事を選んだのは、インターネットやコンピュータの可能性を感じ、その分野で社会に貢献したいと思ったからです。小学生の時代から、パソコンに触ることが大好きでした。中学生になってからも興味は変わらず、パソコン部を創設し、インターネットの世界に没頭する毎日。高校で簡単なプログラミングを学ぶと、もっと深く学びたいという思いから、情報メディア学科へ進学しました。
3年次からは「知識メディア研究室」(現在は「インタラクションデザイン研究室」)に所属。複数の大学と東芝や日本電気などの企業が連携で取り組む「ゆかりプロジェクト」に関わりました。
これは、家全体が住民の動きを認識し、行動をサポートする“ユビキタスホーム”をめざすプロジェクト。このシステムを家に導入すれば、例えばテレビを見ている最中に部屋を移動しても、テレビの電源を入れたりチャンネルを合わせるといった作業をすることなく、同じ番組を自動的に他の部屋でも継続して見ることができるようになります。「人のどのような行動に対してどのような支援がコンピュータでできるか」を考え、プログラムに起こしていきました。
在学中に、社会に通用する研究に取り組み、プロフェッショナルをめざすビッグプロジェクトに携われたことはとても有意義でした。
研究が学会で評価され奨励賞を受賞
spモードネットワークのトラブルの監視も担当。トラブルが起こったら、深夜であっても駆けつける。
ゆかりプロジェクトで研究の面白味を感じると、今度は自分主導の研究をしたいと思い、大学院へ進学。人間の歩行支援ロボットの研究に取り組みました。人間は高齢になると、歩行のリズムが崩れて歩きづらくなりますが、視覚や聴覚に外部から刺激を与えることでリズムを改善することが可能です。そこで、ロボットが定期的に音を出してリズムを刻み、モータでリズミカルに腕が動くようプログラムをつくりました。
理想的なリズムのプログラミングは難しくはありませんでした。苦労したのは、ロボットでそれを再現することです。ロボットの精度が悪いと、プログラム通りに動かず、誤差が生じるたびに、ハード・ソフトウエアの両面から修正する、という繰り返し。苦労の多い研究でしたが、そのかいあって電気関係学会で奨励賞をいただきました。
研究に打ち込む一方で、ラグビー部の部活も両立させていました。私が在籍していた当時は、関西大学リーグ4部から3部へ昇格した時期。上位にふさわしいチームにしたいと考え、チーム理念に「文武両道」を掲げました。私はその実践のために毎日、枚方の研究室と大宮のグラウンドを往復しました。今も「文武両道」がチーム理念として受け継がれていることを誇りに思っています。
世界でトップクラス5000万ユーザを支えるインフラを設計
■株式会社NTTドコモ/1991年、日本電信電話株式会社の出資により設立された、日本最大手の移動体通信事業会社。携帯電話サービスなどのモバイル通信事業のほか、動画・音楽配信サービスやショッピングサービスなどの生活関連サービスなども行う
今までで一番大変だったのは3年前、スマートフォン5000万契約に耐えうるインフラ構築を、1年間と短期間で一からつくり直したときです。その前は、NTT西日本で4年間、フレッツ光ネクストの開発を手掛けていました。それが一段落した後、増加するスマートフォンユーザを支えるインフラ構築のために、全国のNTTからエンジニアが集まり、大規模なインフラ構築に着手したのです。
5000万契約を支えるネットワークは世界でもトップクラス。かなりハードルの高いチャレンジでしたが、ソフトウエアもネットワークも最終的には「システム全体の品質を評価する」ことが重要であり、学生時代に身に付けたソフトウエア工学の知識がとても役に立ちました。
近い将来、固定電話と移動通信の垣根はなくなり、いずれNTTグループ全体のネットワーク構築が必要になる時代が訪れると考えています。その時には、ユーザのニーズを満たす柔軟かつ安定したインフラを構築したいと思います。
□記事内容は、2015年4月現在のものです。

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