大阪工業大学

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Voiceネットワーク・通信技術の
スペシャリストとして
大規模イベントの映像伝送を支える

Profile

NTTコミュニケーションズ株式会社 プラットフォームサービス本部 クラウド&ネットワークサービス部 開発オペレーション部門

久保 京介

2018年 情報科学部 情報ネットワーク学科※ 卒業
2020年 情報科学研究科 情報科学専攻 博士前期課程 修了
※現 ネットワークデザイン学科

  • ネットワークデザイン学科
  • 情報科学研究科
障害発生は許されない、大規模イベントの映像伝送
国際競技を始め、サッカーや競馬、国際会議などの大型イベントでは、スタジアムや広場の特設会場などに大型スクリーンを配置し、大勢で観戦・鑑賞する「パブリックビューイング」が行われます。私が現在携わっているのは、こうした大型イベント・スポーツ競技の映像伝送技術です。具体的には、複数の遠隔地を専用のケーブルでつなぎ、効率的かつ安定的にリアルタイムで映像伝送するためのネットワークをデザインし、構築・設定作業を行っています。日本はもちろん、海外からも大きな注目を集める大規模イベントの映像伝送を手がけることが多いため、プレッシャーは大きく、その分大きなやりがいを感じます。
在学中に培った知識とエンジニア思考を活かして
大学4年から大学院在籍中にかけては、フリーWi-Fiのセキュリティについて研究をしていました。フリーWi-Fiは、通信を行う二者間に第三者が割り込み、通信を盗聴したり、通信に介入したりする中間者攻撃の標的になりがちです。それを検知・回避する専用端末がありますが、モバイル可能な端末は乾電池式になるため、常時稼働していると交換が必要になります。研究では、この交換タイミングを長期化するための稼働サイクルの制御や効率化に取り組みました。
在学時は、ルーターやスイッチなどの実機を使ったネットワークの基礎から応用まで、段階的に学ぶことができました。求められる要件を汲んで適切なネットワークを作り上げるエンジニア思考は学部初期の頃から鍛えられ、今の仕事にも大きく生かされていると感じます。
 
学外イベントや学会発表が成長の機会に
中学時代からプログラミングに興味があり、高校はプログラミングを専門に学べる学校に進学。学んでいくうちに、自動化や仮想化技術を理解するにはネットワークの理解も必要と感じ、専門性の高い大阪工業大学に入学しました。この大学は学外イベントや学会発表の機会が多く、私も大学3年生の時から「ICTトラブルシューティング」という学外の大会に出場。運営委員として問題を作る側も2回経験しました。問題を作るときは、あらかじめ回答を想定して作るのですが、参加者からは想定外の回答が返ってくることが多くあり、自分の視野を広げる機会になりました。この経験を活かし、大学院時代には学部生への指導にも携わるようになり、教えることでネットワークの知識をさらに深めることができました。
先に述べたフリーWi-fiの研究でも学会発表の機会を何度かいただき、電子情報学会では優秀ポスター賞を受賞。そうした経験の一つひとつが、成長を支えてくれたと強く感じています。
あらゆる産業を支えるインフラの担い手として
通信技術はあらゆる分野・産業のライフラインとして、現代生活には欠かせないものになっています。情報社会の高度化は今後もますます進み、様々なものがITによって制御・構築されていくでしょう。すでに誰もがスマートフォンやタブレットを持つ時代ですが、それを適切に安全に有効に使うにはどうすればよいのか。知識を持つことで、情報社会の利便性をさらに享受できるようになると思います。
大学はやりたいことに向かって突き進んでいけばいいと思います。しかし、もしITや情報というところに関心があれば、これからの時代、学んでいて損はありません。大阪工業大学には、実社会で生きる専門性を身につけられる教育環境が整っています。ぜひ熱意を持って学び続けてください。私自身も、現在、情報処理技術者試験のうちでも最高難度とされる「ネットワークスペシャリスト」資格取得を目標に掲げています。一緒に、情報社会のインフラを作っていきましょう。

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