大阪工業大学

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Voice大気の汚染物質をリアルタイムモニタリングし、
わかりやすく大阪府民に伝える。

Profile

大阪府庁 勤務

大石 亜希

2010年 工学部 環境工学科 卒業
大阪府・プール学院高等学校 出身

  • 環境工学科
  • 公務員(技術職)
Q1.大阪工業大学を選んだ理由
環境に関する学びを生かし、社会で重要な役割を担う
大阪工業大学の環境工学科は、地球や自然の環境から生態系まで幅広いカリキュラムを擁しています。将来、その学びを生かして社会で重要な役割を担えるのではないかと考え、進学を決めました。環境工学は化学、生物、物理の専門性を深めていく学問ですが、私は高校時代に物理を選択していませんでした。でも、大阪工業大学では基礎から学ぶことができましたし、先生方も親切で、熱心に指導してもらえたのでよかったです。
Q2.限界を超える学生時代の挑戦
微細藻類「アオコ」の発生予測について研究
大学では、湖や池などの閉鎖性水域で見られる微細藻類「アオコ」の発生予測について研究しました。アオコが増殖する過程で生成されるATPという代謝物質を測定し、「発生予測センサー」を作ろうという挑戦です。研究では、実験室に湖や池を模した水環境を作って分析。ところが、ATPと他の物質が似たような吸光度で測定されてしまい、様々な手法を試みましたがなかなか上手くいきませんでした。しかし、この試行錯誤した経験を通して、多角的な視点で物事を捉える力や、原因を追究する力が鍛えられたと思います。
Q3.思い出のキャンパスライフ
大学を首席で卒業し、学位記授与式で謝辞を担当
「環境」といっても、その分野は水、大気、廃棄物、エネルギーをはじめ、多岐にわたります。幅広い学びについていくため、私は授業の内容をノートに綺麗にまとめるなど、いつでも復習できる工夫をしていました。特別特待生として入学したことへの責任感もありました。そして頑張り抜いた結果、大学を首席で卒業することができ、学位記授与式で謝辞を読ませていただきました。今の職場でも、データや資料を「整理するスキル」は、仕事の効率アップにつながっています。
 
Q4.夢を叶えた現在の挑戦
光化学オキシダントなど大気中の汚染物質を常時監視
大阪府の職員として、大気の汚染物質をリアルタイムモニタリングする部署で働いています。大阪府各所における、工場や自動車の排ガス等を原因とする大気中の汚染物質の常時監視が仕事です。その中で私は、機器の購入といった事務的な業務、環境の専門知識を生かした委託業者とのやりとり、光化学スモッグ注意報等の発令などの業務を担当しています。また、常時監視結果をグラフや表にして、わかりやすく公表する取り組みも行っています。
大阪府庁では定期的に部署異動がありますが、各分野の環境基準や用語は在学中に学んで馴染みがあるので、どの部署に行ってもスムーズに業務に入っていくことができます。
Q5.高校生へメッセージ
SDGsをはじめ、現代社会は多くの環境問題に直面している
かつてのように、環境問題といえば「公害」を指す時代ではなくなりましたが、現代にはSDGs、海洋プラスチック、食品ロス、温暖化など、身近な環境問題がたくさんあります。これからは、子ども世代に対する環境教育も重要だと感じています。
大阪工業大学の環境工学科には、様々な専門の先生がいます。自分が興味を持っている分野はもちろん、意識していなかった分野のおもしろさや関係性なども知ることができ、世界が広がるはずです。
 

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