大阪工業大学

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Voiceユーザの安全を守るために日々学び、
自分を更新できる仕事は面白い

Profile

ソフトバンク株式会社 テクノロジーユニット IT統括 ITサービス開発本部 セキュリティ事業統括部
セキュリティオペレーションセンター部 セキュリティコンサルティング課

毛利 和博

2013年 情報科学部 情報ネットワーク学科※ 卒業
※現 ネットワークデザイン学科

  • ネットワークデザイン学科
インターネットユーザの安全を守る
右は、2015年、ラスベガスで開催されたセキュリティカンファレンスに参加した際の記念品。ソフトバンクからは毛利さんを含む2名が参加した。
大阪工業大学卒業後は、ネットワークエンジニアとして、派遣先の企業でネットワーク機器の設定やインフラ構築を行っていました。現在の職場であるソフトバンク株式会社も派遣先の一つでしたが、ネットワークセキュリティの知識を持っていたことからスカウトしていただき、2015年10月、同社に転職しました。
現在の私の仕事は、セキュリティコンサルティングです。既存のシステムが、悪意を持ってハッキングする「クラッカー」の攻撃を防げるかどうかという「脆弱性のチェック」を行っています。
システムには、定期的なセキュリティチェックが不可欠です。IT技術は日進月歩で、以前は安全だったシステムが今も安全とは限らないからです。例えば、パソコンの性能の向上に伴い、暗号化されたクレジットカード情報は簡単に読み解けるようになっています。また、クラッキングの新たな手口も、毎日のように発見されています。
チェックを行って障害の可能性を見つけた場合は、どのような障害が予想されるのかをシステム担当者に報告します。また、その改善策を提案するのも私の仕事です。
 
大学での学びは社会でそのまま通用する
セキュリティ関連の最新情報が掲載されている海外のサイトを元に、セキュリティチェックを行う。
私がITの世界に入ったのは、高校生の頃、インターネットに触れ、その世界をつくる側になりたいと思ったからです。そのための必要な知識と技術を身に付けるために、大阪工業大学の情報ネットワーク学科※へ進学しました。ITの世界は進歩し続けていますが、大学4年間で身に付けたネットワークの専門知識は、社会に出てからもさまざまな場面で役立っています。
ネットワークエンジニアとして働いていた前職では、ネットワーク機器の設定をする際、大学で学んだことがそのまま通用すると実感しました。今はネットワークにおけるセキュリティチェックを担当しているので幅広い知識が求められますが、大学で身に付けたサーバ管理からネットワークの概念、プログラミングまでの知識と技術は大いに役立っています。また、サーバ管理業務では、「高度ソフトウエア研究室」でオープンソフトシステムをインストールするためのサーバを構築した経験が生きています。
もちろん、めまぐるしく変化するIT業界においては、日々の業務を通して知識を更新することは重要です。しかし、それができるのも大学時代の学びが土台にあるからこそだと感じています。
 
日々学び、成長できるから面白い
■ソフトバンク株式会社/1994年、サービス開始。インターネットを事業基盤に成⻑してきた⽇本の⼤⼿電気通信事業者、ソフトバンクグループ株式会社のグループ会社で、国内の移動通信サービスの提供、携帯端末の販売、固定通信サービス、インターネット接続サービスの提供を⾏う
大阪工業大学で専門知識を身に付けたおかげで、セキュリティチェック自体はそれほど難しくはありません。苦労しているのは、システム担当者に、なぜリスクが高いのかを納得してもらえるように説明することです。説得力を持って説明するためには、ネットワークシステムを取り巻く多種多様な技術すべてを理解する必要があります。まさに知識量が求められる仕事なので、今も学生時代と同様に日々、勉強に取り組んでいます。学ぶべきことはたくさんありますが、「技術が上がった」「知識が増えた」と成長を実感できるので、毎日が楽しく充実しています。
今の目標は、セキュリティ関連資格「CISSP」を取得することです。国際的に認められている難易度の高い資格で、取得するとプロフェッショナルとして認められます。日本ではまだ3,000人ほどしか取得していませんが、私の所属部署の半数以上が有資格者です。私もこの資格を取得し、世界で通用するセキュリティのプロフェッショナルになりたいと思います。
※2019年4月「ネットワークデザイン学科」に名称変更
□記事内容は、2017年4月現在のものです。

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