大阪工業大学

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Voice新幹線車両の整備・点検により社会貢献し、
人々の安全な生活を支える

Profile

東海旅客鉄道株式会社 大阪台車検査車両所

山名 飛鳥

2021年 ロボティクス&デザイン工学部 ロボット工学科 卒業

  • ロボット工学科
  • ロボティクス&デザイン工学研究科
新幹線の台車部分、モーターを検査
現在は新幹線鳥飼車両基地の大阪台車検査車両所に勤務し、新幹線の台車部分の主電動機(モーター)の検査に携わっています。この鳥飼車両基地ではJR東海の新幹線車両に加えて、JR西日本・九州の新幹線車両の整備を実施しています。鳥飼車両基地で実施している新幹線の定期検査には、概ね2日に1度の割合で車両状態を確認する「仕業検査」、6万キロ走行または45日以内の周期で機器の状態及び機能を在姿状態で検査する「交番検査」、そして80万キロ走行または20箇月以内の周期で台車各部を解体して検査・修繕を行う「台車検査」という3つの検査があります。私は入社後しばらく「交番検査」に携わっていましたが、2023年の1月より「台車検査」を行う部署に異動しました。学生時代から人の役に立つ、人々の安全を守る仕事に就きたいという想いを今なお持ち続け、車両から取り外したモーターの検査業務について、責任感を持って行っています。
物体の方向を機械に認識させる
就職活動の過程で鉄道部品メーカーのことを知り、交通インフラに関わる仕事が、社会奉仕の精神を実践できる仕事であることを認識しました。そのなかでも新幹線の安全を守るという重要な使命に興味を惹かれ、現在の仕事を選びました。就職活動では大学のキャリア支援課の支援でエントリーシートの添削や面接練習をしていただいたうえ、所属していたコミュニケーションロボット研究室の教授に、研究概要資料の添削などを行っていただきました。この研究室で私は、2次元画像から物体の姿勢を推測する機械学習を研究しました。物体がどの方向を向いているのかをロボットが認識できるように学習させるもので、自立移動ロボットが公道を移動する際、信号機などを認識することに応用されるものです。
グループでの課題解決を実践で学ぶ
中学生の頃からロボット技術に興味があり、ロボット工学科に入学しました。大阪工業大学を選んだのは、理論だけではなく演習を通してものづくりのスキルを学べる実践的なカリキュラムがあったからです。また、充実した施設も魅力的でした。理数系の知識に加えてデザイン思考など多様な知識を学ぶことができ、とくに3年次に受講した「ものづくり思考実践演習」は印象に残っています。介護施設を見学し、現場が抱える課題を発見、それをデザインや工学で解決するための方策をグループで考えます。グループで協働して活動すること、意思の統一を行うこと、目標・スケジュールを立てて作業に取り組むことなど、社会に出てからの仕事に役立つ実践的な学びを得ることができました。
新幹線の新型車両設計に携わることが目標
また、梅田キャンパス内でインターンシップを行う産学連携型クラブ活動「RDクラブ」で、企業の課題解決をグループで行ったことも貴重な体験でした。接客用ロボットを子どもの教育に活用することを企業に提案しました。これによりチームワークに加えて、企業側へのヒアリングを通して相手のニーズの掴み方が身につきました。この経験は現場でのチームワークや、他部署との連携が大切な現在に活かされています。現在、私の職場ではICTの活用が推進されており、メンテナンスの効率化・省力化・低コスト化に取り組んでいます。こうしたなかで、大学で学んだプログラミングや画像認識の知識を活用できそうです。そして将来的に、新幹線の新型車両の設計に携わることが、私の目標です。

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